不安症で高校やめた16歳の話
僕は、不安症になって
運動を思いっきりできなくなりました。
友達と気軽に遊びに行けなくなりました。
車や電車に乗れなくなりました。
部活に参加できなくなりました。
楽しかった体育の時間が苦痛になりました。
歌も思いっきり歌えなくなりました。
学校にも行かなくなりました。
僕がなった不安障害は、日本では約1000万人の患者さんがいるたくさんの人にとって身近な病です。
これから僕の体験談を書きます。
不安症で悩んでいる人に少しでも元気を与えられたら幸いです。
高一の七月、吐き気が心に住み着いた
高校一年生の七月の第二土曜日、部活の練習が午前中からありました。
三年生の先輩方が引退し、新体制でまた頑張っていこうとおもっていました。
そして練習が始まり最初は鬼ごっこ形式の練習でした。
「あれなんか気分悪い、吐き気がする」
僕は練習が始まってすぐ体の異変を感じました。
顧問の先生に話し、その日の練習は見学させてもらいました。
そのときは、「朝ごはん食べてなかったからだろうな。」と軽く考えていました。
次の日、この日もまた前日と同じ練習メニューで「あ、もしかしたら今日もあの吐き気はやってくるかもしれない」と少し不安になっていました。
そして悪い予感はあたり、この日もまた吐き気で足が止まってしまいました。
もう自分には意味がわかりませんでした。
「なんで吐き気に襲われてしまうのか。」
「なんでこうも自分はメンタルが弱いのか。」
自分の不甲斐なさに涙を流しました。
僕はこの日から、激しい運動をすると吐き気で足が動かなくなるようになりました。
部活は毎日、見学。
体育では、休み休み吐き気と戦いながら授業を受ける。
「どうせ誰かに話してもこの気持ちがわかってくれる人はいないだろう」
そう思いながら、毎日吐き気に怯えながら学校に行っていました。
そして一ヶ月後には、学校に行かなくなりました。
僕の高校生活は入学前に思い描いていたものとは全くの別物でした。
高校中退後、吐き気の再来
高校を中退した後、だいぶ心が楽になって症状もかなり楽になっていました。
そろそろ運動もしないといけないなと思って父親と妹と三人で朝からテニスに行くことになりました。
僕はもともと朝は苦手だったので前日の夜から、朝起きられるか、また吐き気は来ないだろうかと少し不安になっていました。
朝、起きてみると吐き気は全く来ず「このままこないでくれー」と思っていました。
その後も服を着たり、朝食を食べているときは吐き気はなくて、あとは車に乗り込んでテニスコートまで行くだけでした。
玄関を出て、一歩踏み出すと突然足が動かなくなって息が苦しくなりました。
吐き気がきました。
それから何度も何度も立ち止まって、車に乗るまでめちゃくちゃ時間がかかりました。
車の中でも吐き気が続いて、着いてから少し休んだら吐き気はきえました。
今のことと悩んでいる人に伝えたいこと。
その日から車に乗れなくなって七ヶ月経ち、今は車に乗れるようになりました。
でもまだ完全に吐き気が来ないわけではなく外食のときは必ず苦しくなるし、自分が緊張していなくても、自分があそこにいたら緊張するような場面になったら息がしづらくなります。
不安症は自分の殻にずっと引きこもってたら、絶対に良くなりません。
不安症を治すためには、苦しくても自分でその状況に立ち向かって行くしかありません。
自分から立ち向かって行くのは怖いし、嫌なことだけど、それに耐えて頑張るしか道はないと思っています。
多分絶対大丈夫なんです。
なんとかなるんです。
いける。
余裕ですよ。
追記
文章下手でごめんなさいw。
結構難しいんですよね。
自分の気持ちを言語化して自分と向き合うこと。
これめちゃくちゃ大事だと思うんです。
自分を忘れないように夢中になりたいと思います!
ありがとうございました!